「コロナやサーズのような疫病騒ぎは、インドでは起こらない。なぜか、分かりますか?」
もう、一昨日になってしまいました。「めこん」という出版社の主催する、月に一度の勉強会に行ってきました。
今回のテーマは、「台湾の総統選挙」。講師は、北京、香港、台北などの特派員をしたことのある、中国通の元同僚(記者)です。わざわざ総統選の取材に行って、その報告会です。
選挙にかける、台湾の若者たち――その姿を直接目にした感動が、ごく素直に伝わってきました。
さて、冒頭の質問は、その彼からのものです。わたしがかつてニューデリー特派員だったことを前提にしています。
答えに、詰まりました。
「カレー? マンディ? 菜食主義?・・・」そんなことばが、頭に浮かびました。
元同僚は、いいました。
「『言論の自由』ですよ。隠せないでしょう。中国は『隠せる社会』なのです」
あっと、気がつきました。
仮に妙な病気がはやり出したと仮定した場合、インドなら、間違いなく、ごく初期の段階でマスコミにタレコミがあるでしょう。報道されるのは、間違いありません。そして、当局も対策をとらざるを得ません。
強権支配の中国は違います。ぎりぎりまで、隠します。隠せてしまう社会なのです。そして、隠しているうちに(何の対策も取られないまま)感染者は増え続けます。増えて、増えて、どうにも手がつけられなくなったとき、とうとう表ざたになる、という次第です。
以上、「中国発・疫病」の仕掛けとして、とてもよく分かる説明のように思います。
関連して、一点、思い出したことがあります。
ごく初期の段階です。確か武漢市長だったと思いますが、こういうことを言っていました。
「(こんなことになって)習近平主席に申し訳ない」
謝らなければならないのは、誰に対してなんだ? おい、お前?
と、腹立たしく、妙な感じがしたのを覚えています。
@店長の前職(大学教授)時代の担当ゼミ生の『Yゼミ卒業論文集;先ごろ若者気質』
Aフィールドワークで地域の方々と資料をまとめた『瀬田国民学校 学級日誌』、
Bチャイハナの日々 です。
@ではありのままの若者像を、Aでは戦争の時代にあっても明るく過ごした子どもたちの様子を、Bではチャイハナの日々の様子をお伝えしています
2020年02月10日
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