日本語、あるいは「報道の文章」ということについて考えてしまう。
昨日、建国70周年記念日の中国・北京の軍事パレードの報道のことだ。
「台湾の武力統一を視野に太平洋などにおける米軍の介入阻止に向けた軍備増強の方針をあらためて示した」(読売2面)
「台湾などの有事で、米軍の介入阻止を図ろうとする中国軍の意図が鮮明になった」(同6面。他紙も言葉遣いは似たようなものだ。朝日には「習近平国家主席は在任中の台湾問題解決を目指していると言われる」という表現があった)
なんのことか?
はっきりいえば、「台湾を軍事力でとる。そのとき、米軍に邪魔させない」!
中国軍が台湾をミサイル攻撃し、上陸する。それを、米国はじめ国際社会が許さないと反撃するか?
それとも(パレードで分かっただろ)中国軍が圧倒的に強いと判断して手控えるか?
そういう話だ。
それをどうして、「武力統一を視野に」「太平洋などにおける」「台湾などの有事」「台湾問題の解決」などとややこしい表現をするのだろう?
「有事」なんて、ほんと、便利な言葉だ。
だが、意味を曖昧にする。ごまかす言葉だ、と思う。
どうして、メディアは、こんな言葉遣いしかできないのだろう?
メディアの本能のようなものがあるのだろうか??
最後、やっぱりPRにします。
明日(3日)午前10時半、わたしの国際ニュース解説「世界はいま」です。
@店長の前職(大学教授)時代の担当ゼミ生の『Yゼミ卒業論文集;先ごろ若者気質』
Aフィールドワークで地域の方々と資料をまとめた『瀬田国民学校 学級日誌』、
Bチャイハナの日々 です。
@ではありのままの若者像を、Aでは戦争の時代にあっても明るく過ごした子どもたちの様子を、Bではチャイハナの日々の様子をお伝えしています
2019年10月02日
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