今日のその一つ。河野防衛相の「イージス・アショア断念」を取り上げました。
大臣は「ブースター(発射装置)が演習場外に落ちる可能性があるということを理由にしました。しかし、そんなの「口実」だろう、ほんとうにできるまでまだ10年以上、数千億円かかる。そんな「未完成品」を買っちゃった。国民の税を使う立場として、いくらなんでも、ひどすぎるという河野大臣の判断ではないだろうか――わたしの(いくらか好意的な)想像です。
そして、イージス・アショアとは何か?
わたしたちは日本防衛構想として話しています。しかし、アメリカから見ると、ミサイル攻撃から米本土を守る、最前線の『不沈イージス艦』として日本列島を使う話(米国際戦略問題研)です。だったら、「(日本としては)カネを払うどころか、カネをちゃんとはらってください」が正論ではないのか?
河野防衛相も、(口には出さないけれど)そのことに気づき、怒っているのではないか??
そこまでは、今日のセミナーで話しました。
セミナーが終った後で、ハッと気づきました。
それでは、米軍基地はどうなのだろう?
「日本防衛」ということは当然あるにしても、もうひとつ、米本土防衛のための「不沈空母」として日本列島を利用するということもある!?
もしそうなら、これも「列島使用料を寄こせ!」をちゃんといわなければおかしい??
――以上、(普段はそんなことは考えもしない)真正の「防衛問題・ド素人」の思い付きです。
ただ、官庁、メディア、業界といった「防衛プロ」たちは、もしかしたら、(ミサイルもサイバー攻撃もたいした問題ではなかった)60年前の「安保改定」のときの発想をベースに「現代の防衛」を考えているのではないだろうか?
これも。防衛問題・ド素人としての疑問です。