このブログはおもに3つのテーマがあり

@店長の前職(大学教授)時代の担当ゼミ生の『Yゼミ卒業論文集;先ごろ若者気質』
Aフィールドワークで地域の方々と資料をまとめた『瀬田国民学校 学級日誌』、
Bチャイハナの日々 です。
@ではありのままの若者像を、Aでは戦争の時代にあっても明るく過ごした子どもたちの様子を、Bではチャイハナの日々の様子をお伝えしています

2020年07月02日

「不沈イージス艦」そして「不沈空母」列島?

 毎月、第1木曜日のチャイハナ光が丘は、わたしの講義「世界はいま」です。2010年のチャイハナ開設以前の「NHKカルチャーセンター(光が丘)」から続く長期企画です。前月の国際ニュースを取り上げて、わたしなりに解釈してみます。
 今日のその一つ。河野防衛相の「イージス・アショア断念」を取り上げました。イージスアショア断念.JPG
大臣は「ブースター(発射装置)が演習場外に落ちる可能性があるということを理由にしました。しかし、そんなの「口実」だろう、ほんとうにできるまでまだ10年以上、数千億円かかる。そんな「未完成品」を買っちゃった。国民の税を使う立場として、いくらなんでも、ひどすぎるという河野大臣の判断ではないだろうか――わたしの(いくらか好意的な)想像です。
 そして、イージス・アショアとは何か?
 わたしたちは日本防衛構想として話しています。しかし、アメリカから見ると、ミサイル攻撃から米本土を守る、最前線の『不沈イージス艦』として日本列島を使う話(米国際戦略問題研)です。だったら、「(日本としては)カネを払うどころか、カネをちゃんとはらってください」が正論ではないのか?
 河野防衛相も、(口には出さないけれど)そのことに気づき、怒っているのではないか??
 そこまでは、今日のセミナーで話しました。
 セミナーが終った後で、ハッと気づきました。
 それでは、米軍基地はどうなのだろう?
 「日本防衛」ということは当然あるにしても、もうひとつ、米本土防衛のための「不沈空母」として日本列島を利用するということもある!?
 もしそうなら、これも「列島使用料を寄こせ!」をちゃんといわなければおかしい??
 ――以上、(普段はそんなことは考えもしない)真正の「防衛問題・ド素人」の思い付きです。
 ただ、官庁、メディア、業界といった「防衛プロ」たちは、もしかしたら、(ミサイルもサイバー攻撃もたいした問題ではなかった)60年前の「安保改定」のときの発想をベースに「現代の防衛」を考えているのではないだろうか?
 これも。防衛問題・ド素人としての疑問です。
posted by chaihana at 21:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記