このブログはおもに3つのテーマがあり

@店長の前職(大学教授)時代の担当ゼミ生の『Yゼミ卒業論文集;先ごろ若者気質』
Aフィールドワークで地域の方々と資料をまとめた『瀬田国民学校 学級日誌』、
Bチャイハナの日々 です。
@ではありのままの若者像を、Aでは戦争の時代にあっても明るく過ごした子どもたちの様子を、Bではチャイハナの日々の様子をお伝えしています

2017年06月21日

歌でつづる昭和史

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こんな集いを開きます。
「歌(CD)とお話し」
楽しみです。
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2017年06月11日

田辺功さんの「老いるということ」

9日のチャイハナトーク・・・。「老いるということ」がテーマです。
講師は、朝日新聞科学部で医療記者としてならした田辺功さん。
以下、要点筆記です(正確には、わたしがたまたま聞き取り、メモや記憶にしたことば、聞きながら考えたことのいくつかです)
いきなりですが、田辺さんが説いたいくつかの名言――
●医師は、健康を知らない(知っているのは――間違いだらけの――学説)。
●記者は、病気・健康とも知らない(間違った判断、ピンボケの報道へ)。
●病院は、直さない(メリットがない、腕がない、直したくない)
●健康のためによいのは(いろいろあって、省略 それから)夫が死んだ後の妻(妻が死んだ夫は――多分、ダメだが・・・)
●夫に早く死んでもらうには、(ここは、星且二氏の引用)
@役割をなくす 
A楽しいことをさせない 
B働かせない 
Cお金を取り上げる
●長寿を妨げるのは、
@医師(間違い医療)
A家族(医師や医学情報を過信)

さて、「老いる(歳を取る)」とはどういうことでしょう?
ヒトの身体も、例えば自動車と同じように、さまざまな部品(パーツ)でできていて、時間が立てば、ガタが来ます。
しかし、耐久性は、部品によって違います。
すべての部品の耐久性を上げるのは、無理です。
(時間の経過とともに、やがて)どこかで大きな故障が生じます。
その故障したパーツに合わせて生きていかなくてはならない、
そのことが、「老いる」ということ――のようです。

同じことを、別の角度から見てみます。
わたしたちの身体を構成する細胞は、日々、生まれ変わっています。
新陳代謝といいます。
元の細胞のコピーともいえる新しい細胞が日々生まれ、古くなった細胞は死んでゆきます。
さて、問題は歳月です。
時がたち、何度も何度も細胞の再生が続くうちに、間違えるケースが(わずかづつでも)出てきます。
そんな欠陥細胞の増加―-それが、「老化」です。
「健康長寿」とは、こんな欠陥細胞の増加をできるだけ遅らせること――。
そんなことができるでしょうか?
医者は、薬に頼ります。
それしか、学んでいないからです。
しかし、薬漬けでどれほどのことが、可能でしょう?
かえって、薬が病気の原因になるのは普通のことです。

実は、もっと確実で、有効な方法があります。
むかしからいわれてきた、いわば人類の英知。
例えば、次の3か条
@ 食事〜栄養をまんべんなく
A 運動〜つまり、いろいろな器官を「使え、動かせ」
「廃用症候群」ということばがあります。使わないでいると、どんどん使えなくなる、役にたたなくなる。そんな症状です。それは避けたい。
B 休養〜十分な睡眠

あるいは、こんな5か条もあります。
一読〜本を読む
二笑〜笑う
三吸〜深呼吸する
四字〜文字を書く
五歩〜歩

どうやら健康長寿のキモは「歩くこと」にあるようです。
そして、「薬は止めよう(減らそう)」―-田辺さんのお話しを聞いた、だれもが思ったことです。

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2017年05月19日

取材を受けました オイルショックのことです

ハハハ、取材を受けました。
昨日のことです。
チャイハナのことではありません。
ほぼ半世紀前の石油ショックに絡まる「トイレットペーパー騒ぎ」のことです。
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あのころ、わたしは新聞記者(朝日 大阪社会部)でした。
そして、あの「トイパー騒ぎ」で最初の記事を書いたのは、わたしだったのです。
といっても、威張れる話ではありません。
1973年10月23日朝、わたしは泊り明けで本社にいました。
そこに、当番の薮内デスクが出社してきました。
「千里のスーパーでトイレットペーパーがなくなっているらしい。お前、行ってくれ」
薮内デスクは確か、千里に住んでいます。
奥さんかだれかの情報でしょう。
スーパーにつきました。トイレットペーパーの置き場は、壁に広い穴が開いたような感じで空らでした。
見たまま、聞いたままを、出稿しました。
千里などに配られる夕刊早版では、第2社会面で、大きな写真をつけて使われていました。
夕刊早版は、印刷するとすぐ、系列の朝日放送に届けられます。
そこで記事を見た名物アナウンサーの中村鋭一さんが、絶叫調で「トイパーないよ」と放送しました。
それを聞いた主婦がスーパーその他に駆けつけた――。
それが、わたしの理解している「トイレットットペーパー騒ぎ」の発端でした。
翌日から、遊軍記者たちを中心に大車輪の取材がはじまりました。

ところが、ウィキペディアなどで見ると、トイレットペーパー騒ぎは11月1日に始まっているのです。
この時間差は、いったいどういうことでしょう?
わたしの記事に戻ると、大阪市内に配られる夕刊遅番では、写真もなく、ベタ(1段)記事に変わっていました。
そして、つらいことに、わたしの書いた写真入りの早版記事が見つからないのです。わたし自身が切り抜きを保存していないし、多分、早版は「途中経過」という感じで、新聞社にも保存されないようなのです。
それは別にして、わたしは間違いを事実と信じこんできたのでしょうか?
気になるところです。
万一、どこかから記事そのもの(夕刊早版)が出てくれば、と願うものです。

それは別にして、NHK(BS)が取材を進めているのは、
「オイル・ショック 狂乱物価の裏側にあった真実とは?」
という番組です。
「アナザーストーリーズ」という連続物のひとつだそうです。
取材趣旨に、こんなことばがあります。
「トイレットペーパーが不足するというのは、典型的なデマに過ぎなかった。そもそも日本はOPECの石油割当削減の対象ですらなく、石油が不足することすらなかった」
それが、なぜ、あんな大騒ぎになったのでしょう?
いまさら、「騒ぎに点火する、発端の記事を書いた」なんて、心底、恥ずべきことですね。
その通りだと思いながら、その一方で、ニュースとみれば飛びつく、仕方のない、新聞記者という職業人の性のようなもののことを思います。
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2017年05月05日

元少年飛行兵

「戦争がもう1年続いていたら、戦死でした。あのころ少年飛行兵だったのですから」。
――そんなお客様が今日、お見えになりました。yjimage[7].jpg
89歳(昭和3年生まれ)です。
15歳で、仙台にあった逓信省航空局の航空機乗員養成所に入りました。
「逓信省航空局」と力を込めておっしゃいます。
(逓信局といえば、郵便を扱うお役所です。郵便飛行機だったのでしょうか?)
――これは、無知丸出しの問いでした。陸軍の少年飛行兵養成を引き受けていたのが、逓信省航空局だったのです。
「特攻に飛び立った先輩飛行士の姿は、いまも忘れない」

 昨日は、わたしの講座「世界はいま」がありました。
 聴講にいらっしゃった中に、「5年ほどのうちに3回、卒業証書をもらいました」という方がいらっしゃいました。
 (戦前の)尋常小学校と高等小学校、それに(戦後の)中学校です。
 (多分)広島出身です。父上は山本五十六提督とも親しかった、といいます。
 「この戦争は負ける。してはいけない戦争だ」
 そんなことをお父上は、終戦のずっと前からお話しになっていた、といいます。山本提督らの情報があったようです。

 チャイハナ光が丘は、ときに、老人クラブです。
 (飲み物を用意しながらのキキミミですので、聞き取りに100%の自信がないのが残念です)
 追伸
 元少年飛行兵の方は、いまも、歌の先生です。ご本人は、作曲家だとおっしゃっています。
 奥様は、銀座の天ぷら屋の看板娘。空襲で焼夷弾が落ちて、パジャマ一枚で逃げたとおっしゃいます。そのときの夜空を焦がす火炎を、ご主人は、当時滞在していた茨城県古河の宿舎で見たとのことです。
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2017年04月18日

中村上人を迎えて

「インドのタタに就職が決まった」という青年が先日、見えました。
 (日本で)100人採用、いま、研修の真っ最中とのことです。
 インドのタタといえば、(わたしの記憶では)金融、製造、交通、販売・・・なにをとっても超一流の大企業です。とはいえ、「日本で100人」とは? いったいどういうことでしょう?
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 4月19日、インド・ラダックの仏僧中村行明師が、チャイハナ光が丘を訪ねてくれました。
 中村師のおかげで、「タタ日本 100人採用」のナゾが解けました。
 ボンベイ―アーメダバード間(約500q)に、日本の援助で新幹線を走らせる計画が進んでいるのだそうです。当然、親請けから下請け、孫請け、そのまた下請けと大小さまざまな日本企業が出てくることになります。それらの日本企業とタタやその他の現地関係者とつなぐリエゾンが必要になる。
 「日本語も英語もできる人。100人では足りないでしょう」
 
 (わたし)「すると、タタに就職というより、一種の派遣労働ですね。新幹線事業が続く間だけの」
 新幹線事業は、15年ぐらいかかりそうとのことです。
 (上人)「いいじゃないですか。給料もらってインドの仕事を覚えて、日本やインドのいろんな方面にコネができる」
 企業や役所などで、アルバイトや派遣労働が増えています。
 かねてから、そのことに怒りを感じていました。
 あまりに非人間的だ、と。 
 しかし、一つひとつの雇用を、次へのステップとみる生き方もあるのですね。
 ーー熟練あるいは習熟を要する仕事と、単純労働とを分けて考える必要があるようです。

 その他、シリア、トランプ、安倍、憲法・・・興味深い会話が続きました。
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2017年04月15日

坂本明男さんのチャイハナトーク

とても刺激的でした。
アメリカ・シリコンバレーの起業インフラのすばらしさに打たれました。
それに比べて、日本の社会の貧しさ! をつい思ってしまいました。
14日の「チャイハナトーク」の報告です。
シリコンバレーで30年にわたって仕事をしてきた坂本明男さんにお話し願いました。
「シリコンバレーでビジネスする」がタイトルです。
●まず、シリコンバレーでは、起業はどのようにして行われるでしょうか?
1)出発点は、コーヒーショップ・トークです。
 コーヒーショップに、行きます。
何かやりたい人たちがいます。
あれはどうだ、これはどうだ、こんなアィディアがある――といった議論が始まります。
これはいい、いける――という案が出てきます。
2)チームを編成します
 起業は、野球と同じで、いろんな専門家が必要です。
 財務、人事、開発、CEO、販売、広告・・・それぞれに専門家です。
 それをそろえます。
3)キッチントーク
 (台所のテーブルを囲んで?)みんなで案を練ります。
4)ビジネス書の作成
 ビジネス計画を書き上げます。
 年次計画のついた、起業企画書です。
 大切なのは、次の3点です。
@ 1000万円以上の規模である
A 世界マーケットを相手にする(ネットの時代です)
B かっこよい(恰好の悪い商品が世界市場で受入られるわけがありません)
5)エンジェル(投資家)に提示する
 エンジェルは、慈善家ではありません。金儲けを狙う投資家です。
 儲かる事業かどうか?
 判断の一番の基準は、CEOが信頼できるか? です。
 そして、上記@ABの条件を満たしていることが大切です。
 そんな風にして判断しても、投資事業の8割方は失敗でしょう。
 でもいいのです。
 残りの2割が十分な利益を出してくれたら、割に合います。
6)カネができたら、起業です。
 起業の狙いは、何年かしたら、売却することです。
 エンジェルに借りを払って、なお、ものすごい儲けが残ります。
 社員は、100%ストック・オプションを持っています。
 株価が上がったところで、売却できれば大儲けです。
7)グーグルだのなんだのという大企業とは、こういう会社を買う企業のことです。
8)儲かったら、家を買います。
 確実に値上がりします。貯金のようなものです。値上がりの理由の一つは、人口増つまり移民です。簡単に、移民規制などできません。
 家を買ったら、貯金ができたことになるのだから、安心です。あとのカネは全部、消費に回せます。
 ついでにいうと、家のメンテはしっかりしましょう。
9)起業しても、8割方は失敗します。
 でも、家屋敷を担保に取られるというようなことはありません。
 失敗で得られるのは、信用です。
 (失敗の)経験を通してビジネスのことが分かっている、という評価です。
 どっか勤め口を探して、とりあえずの稼ぎを得ながら、次の起業アィディアを練ります。
10)起業家といえども、ファミリーファーストです。
家族を犠牲にしてというような発想は、まったくありません。
11)人はなぜ生きるのでしょう?
 エクサイティングでなければなりません。
 格好よくなければなりません。
 それを実現する条件がそろっているのが、シリコンバレーです。

12)補足的情報をいくつか。
 ●アメリカではデパートで物を買っても、返品は普通のことです。ちゃんとカネを返してくれます。
 欠陥品があるのが、当たり前の社会だからです。
 99.99%OKの完成品を開発するのは大変なことです。
 しかし、98%ぐらいまでなら、割と簡単です。
 だったら、98%OKの製品を売り出して、欠陥品は返品に応じればよい、という「思想」です。大局観といってもよいでしょう。
 「日本は細部にこだわって」、売り出しのタイミングが遅れたり、開発経費が莫大だったり・・・。
 ●製品は、消費者に届けなければなりません
 起業といえども、セールス第一です。100の資金があったら、開発費は10〜20、いろいろ・もろもろに30〜40.そして50〜60はセールスに賭けます。

とりあえず、報告は以上です。
出席者の方々、修正・追加をお願いします
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2017年04月11日

不思議な映画館

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山梨県の石和という町に、不思議な映画館があります。テアトル石和といいます。
石和は、温泉だけでなく、モモ、サクランボなどでも知られています。いま、さくらや赤白のモモ、それにレンギョウ、菜の花などを含めて、地域全体が花盛りです。
そんなお花畑の中のバラックのような一軒家です。
先週末、そこで3本立てを見てしまいました。
@ 韓国映画「戦場のメロディ」
A ダーク・ファンタジー(?)「ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち」
B それに、オリバー・ストーンの「スノーデン」
の3本です
@ は、朝鮮戦争を舞台にした、戦争孤児たちの児童合唱団の結成をめぐる感動物語です。韓国映画らしく、見せ場はふんだん、繰り返し涙腺が緩みました。
それにしても、朝鮮戦争(1950〜53)が物語の背景です。
最前線が半島の南端から北端まで往復した、リアルで凄惨な戦争です。犠牲者は、200万人を超すといいます。いまも、記憶として、多くの韓国人のこころの奥底に刻まれている国難だったに違いありません。(日帝や慰安婦の問題は持ち出せても)、この戦争のことは触れたくないといのが、自然な心情のように思っていました。
ところが、その悲劇を背景にして、美しい物語を紡ぎ出しています。
そのことが、わたしには新鮮でした。
A は、「知る人ぞ知る」。
わたしには、単純に面白かった。「怪物を見る」という超能力を授かった少年と、1943年のドイツ・ナチの空爆の日で時計の止まってしまった「ミス・ペレグリンと奇妙な子どもたち」が、怪物一味との闘う――という話。「時間」がカギです。時間をもし止められたら、何代も前の曽曽曽・・・おばあさんと「恋愛」してしまうこともあり得ることになります。
B は、「だれでも知っている」パソコンの天才。
国家という公による、無制限な個人情報収集が不当であること。それは当然です。しかし、「そういう活動が当然である(つまり、不当でない)」という原則に立つ国々がもう一方にあるとしたら、どうなのでしょう?
オバマケア代替案提出断念など、このごろなんとなく冴えないトランプ大統領。シリアで化学兵器と聞くと、「待ってました」とばかりにミサイルを発射して見栄を張る――なんだか子どもの喧嘩のような大統領の登場に、もし、「もう一方」の情報工作が関わっているとしたら・・・。
そうそう、映画の中にこんなセリフもありました。
「もし、日本が(アメリカの)敵方に回ったら、日本の(発電や輸送などといった)あらゆるインフラを破滅させる仕掛けも仕組んである」

それにしても、それ自体がファンタジーの舞台になりそうな、不思議な映画館です。100席ほどあるのですが、ほとんど貸し切り状態でした。
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2017年03月17日

日本漁業の現実 鈴木允さん

 3月17日、チャイハナトークのゲストは、鈴木允さん=海洋管理協議会(MSC)漁業担当マネージャー=です。 
 鈴木さんは、ほぼ40年の差があるのですが、わたしが大学時代所属していた京都大学探検部の後輩です。大学では文化人類学を専攻。アフリカ西海岸の漁業現地調査、日本の三重県の沿岸定置網漁船の(1年間にわたる)長期乗り込み調査などをしてきました。そして、築地の卸会社で8年間セリ人として勤め、昨年、いまのMSCに移りました。
 お話は、大きく分けて、次の3点でした。
1) 築地市場の昔と今
2) 日本漁業の現実
3) MSCの活動
最初の「築地市場について」――
●驚きました。前身は、1603年に家康がつくった日本橋市場なのですね。大阪の佃の漁師たちを連れてきたのだそうです。(家康は魚好き?)
●築地といえば、セリと思っていたのですが、いまは「相対」が増えているそうです。スーパーなど大手の買い手が力をつけたからと思っていましたが、それとは別の力学もありました。
 セリだと、セリ残りの残品が出ます。それをどこか(投げ先)に、(できれば)それなりの値段で引き取ってもらわなければなりません。ここで「耳打ち」が必要になります。その延長に「相対」がある、ということのようです。セリ残品をセリ前に処理する感覚です。
 面白いのは、セリではだんだん値段が上がってゆくが、「相対」だと、だんだん下げるのだそうです。たとえば、セリ人が1000円をいって、買い手がなければ、900円、800円と下がってゆきます。それなら、セリ残りはありません。
 ●築地市場の現実――早いものは午後5時ごろ入荷します。セリにかけるのは、午前2時ごろからです。そのあと、午前7時ごろから搬出されます。その間10時間前後・・・魚は(氷で冷やされているにしても)壁すらない場所に置かれたまま、平温です。夏は陽が当たることもあります。魚は弱り、たとえばキンメダイが白くなっていることもあります。そしてまた、人影のない深夜は、ネズミの世界です。トロ箱に穴をあけて、一番おいしい頭だけ食べている、といったこともあります。
 品質保持=いいものを消費者に届けたい、産地の味を味わって欲しい。そんな思いからいうと、一刻も早く(豊洲に)移転したほうがいい、と鈴木さんはいいます。
(移転の問題は政治化されているので、ややこしいのですが・・・)
 第二「日本漁業の現実」――今日の鈴木さんのお話しで、もっともショックを受けたのは、この部分です。
 ●たとえば、サバ。日本産のサバは、世界一安価なのだそうです。養殖の餌にしたり、せいぜいが、アフリカに輸出されたりです。1尾(実に)100グラム、200グラムクラスの小さなものまで、構わず獲ってしまうからです。そんなふうにして、日本の(魚)資源量はどんどん減っているといいます。
 では、わたしたちの食べる、マーケットにあるサバは、どういうことか?
 ノルウェー産です。ノルウェーでは、300g以下のサバは漁獲禁止であり、季節的にも限定されています。それを冷凍し、時期を見て出荷しているのです。
 ●なぜ、日本漁業は資源保護に”無関心“なのか?
  十分に育つまで待てば、「捕りつくす」ということはありません。なにより、いい値段で売れます。なぜ、それをしないのか? 漁師たちは自分たちの首を絞めるようなことをするのか?
 どうやら、長い日本の漁業の歴史に加えて、政治の在り方や補助金の使い方にも問題があるようです。減った魚をどうやったら増やせるかを考えるのでなく、補助金もらって、「解決」! という、仕掛けがあるようです。官庁の担当者も、2,3年で交代します。
 (わたしの考えでは、「いまだけ、カネだけ、自分だけ」は、時代の風潮です。原発、国債、そして、何とか学園問題にも、その匂いがあります。そして、漁業の世界も、そうだったのです)
 第三「MSC(海洋管理協議会)」のこと――鈴木さんのいまの職場です。鈴木さんは、漁業担当マネージャーとして世界中飛び回っています。
 ●MSCは、英語ではMarine Stewardship Council。Steward は.確かに「管理人」という意味です。しかし、この場合、旅客機のスチュワーデスと同じように「(海の)世話人」という感じに近いと思います。
 MSCは、ロンドンに本部があり、世界中の「持続可能な漁業」をしている漁業者を認証します。認証を受けた漁業者は、製品(魚など)にMSCエコラベルを張って売り出します。レストラン、スーパーなども、MSC認証水産物使用をうたうことができます。
 なにしろ、1時間半のお話です。まだまだ面白い話はたくさんあったのですが、いまは割愛します。
 とりあえず、MSC認証エコラベルに注意して、魚介類を買い、レストランを利用しましょう!
 つくづく思ったことです。
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2017年03月14日

ヨーロッパで一番モテるのは日本女性

 若い女性の話を聞く機会がありました。
 ロンドン・シティのファンドにただ一人で派遣され、最近帰国したばかりの証券会社員です。
 仕事の合間に、ヨーロッパ各地を回りました。
 その感想のひとつ――「ヨーロッパで一番モテるのは日本人(女性)です」
 (あなたのように才色兼備なら・・・当然でしょ)は、影の思い。彼女は違う理由をあげました。
 「レディ・ファーストのヨーロッパでは、たとえば、ドアを開けるのは男性と決まっています。でも。日本人女性は、気にしません」
 (なるほど、もし女性にドアをあけてもらったりしたら、ヨーロッパ男性は飛び上がって感激するでしょう)
それに続けて、彼女はこんなことをいいました。
 「男性の方でいうと、一番モテないのが、日本人です」
 (レディ・ファーストができない。だから、あちらでは落第ということでしょうか?)
 80代の男性が、別の解釈を出しました。
 「日本の男の子は、いい小学校からいい中学、いい高校、そして大学を出て、結婚して、妻子を養わなければならない(と思っている)。小学校からそういう”型通り“の教育を受けてきて・・・育つのは、退屈な奴ばかりだよ」
 70代の男性が、それに続けました。
 「女の子は、そんな面倒がないもんね。ピアノ、英語、ファッション・・・好きなことをして、やりたい放題。魅力的にもなるよね」
 
 ファンドとは、どんなことをするのか? ロンドンのシティで働くとはどういうことか? ブリグジットはシティにどう影響するのか?    
そんなことを、5月に話していただくことになりました。
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2017年03月05日

NHK横浜ランドマーク教室で「講義」です

 歳を考えろとか、呆けかけてきているのに、といった声が聞こえてきそうです。
 だのに、ちょっとだけ、新しい冒険をします。
 4月から、NHKカルチャーセンター・横浜ランドマーク教室で、国際ニュースをわたしなりに読み解いてみます。月に1度、第一木曜の午後3時半からです。チャイハナ光が丘(練馬区)で続けている「トーク」の横浜版です。
 それとは別に、(手始めに、という感じですが)3月23日午後4時から「学級日誌が語る戦争」という表題でお話しします。
 取り上げるのは、滋賀県大津市・瀬田国民学校5年智組の女生徒たちが、昭和19年に描いた絵日記(学級日誌)です。たまたま、筆者の方たちとつながりができたことで、『戦争の時代の子どもたち』(岩波ジュニア新書)にまとめさせていただきました。
 横浜方面に出かける機会ができるといいな、という気持ちで引き受けました。
 時間と興味のある方は、(それに、残念ながら、若干のおカネもいりますが)、どうぞ、のぞいてみてください。
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