このブログはおもに3つのテーマがあり

@店長の前職(大学教授)時代の担当ゼミ生の『Yゼミ卒業論文集;先ごろ若者気質』
Aフィールドワークで地域の方々と資料をまとめた『瀬田国民学校 学級日誌』、
Bチャイハナの日々 です。
@ではありのままの若者像を、Aでは戦争の時代にあっても明るく過ごした子どもたちの様子を、Bではチャイハナの日々の様子をお伝えしています

2023年08月01日

2023年8月・9月スケジュール

2023年8月9月スケジュールです
★23年8.9月表.docx

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★裏23年8.9裏.docx

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2023年02月26日

3首脳・広島招待(その2)

「3首脳・広島招待」プロジェクトの提案(その2)
        カフェ チャイハナ光が丘(東京・練馬区)
中国の軍事行動に抵抗する「交戦相手」はこれまで『台湾だけ』と想定されてきました。そこに日本を加えて『台湾+日本』とする。それによって、中国に台湾侵攻を思いとどまらせるー−そんな(世界規模の)「抑止力」戦略がいま、それと明示されないままに進行している、ということはないでしょうか?
これはしかし、将来、万一の事態が発生した場合には、日本が「アジアのウクライナ」として戦場となるということです。
「アジア唯一のG7国」である日本は、G7各国の中でも特別な位置にあります。体制の異なる3国が、いずれも「隣国」だということです。
欧米諸国と違って、思想(イデオロギー)や陣営の結束といった見地から、これら3国への非難や対立を強調する余裕はありません。「戦端が開かれない」「日本が戦場にならない」――それがすべてです。
防備を固めるのは当然としても、その一方で、(もしかしたらミサイルを撃ち込んでくるかもしれない)「近隣諸国」との良好な関係の構築は急務です。できることなら「あの国(日本)にはミサイルを撃ち込みたくない」と思わせるような関係が欲しいと思います。
わたしは、岸田首相に(ゼレンスキーのような)民主主義のチャンピオンになって欲しい、とは思いません。むしろ、日本の最高指導者に望みたいのは、何があっても(たとえ世界中が戦場になっても)「日本だけは」戦火を免れるー−そんな強い覚悟と賢い立ち回りです。
岸田首相には、どうか、他のG7諸国に口をそろえて(あるいは率先して)、「近隣諸国」に対して声高な悪口雑言を浴びせるのは避けていただきたい。
「3首脳の広島招待」は、いわば、G7サミット開催にあたっての「ご近所ㇸの挨拶」のようなものです。日本ではお祭りごとなどの際、古くから行われてきた、ある種の風俗です。
もし、提案に賛成いただけるようであれば、どなたであれ、勝手にどんどん広げてください。
民主主義の日本です。もし、それが国民の多数の意向ということになれば、岸田首相も考え直すでしょう。
いや、それよりなにより、「3人を広島にお招きしよう」という考えがひろがれば、3国に対する(批判はしても)「敵対や戦争は望まない」というわたしたちの真意は,(サミット取材で集まったメディアによって)世界に伝えられるだろう、と思います

  チャイハナ光が丘 主人 敬白


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「広島招待」(その1)

 「3首脳・広島招待」プロジェクトの提案(その1)
        カフェ チャイハナ光が丘(東京・練馬区)
●ここでいう「3首脳」は、ロシアのプーチン大統領、中国の習近平国家主席、北朝鮮の金正恩労働党総書記の3人のことです。
5月にG7サミット(先進7か国首脳会議)が広島で開かれます。今年の議長国は日本ですが、議長国はG7メンバー国以外の国々の首脳も招待することができます。この仕組みを利用して「上記の3首脳も広島にお招きすることを岸田首相に要求する」――それが、このプロジェクトの趣旨です。
 最大のねらいは、「核」を持つ3人の首脳にも広島の平和記念資料館を見ていただきたいということです。
 なにかの間違いで、3人のうちの1人でも来日が実現したら、それこそ外交的な大成功でしょう。
●もうひとつのねらいは、平和を望むわたしたちの気持ちを、3国政府や国民、そして世界に伝えることです。
現実に、これらの首脳がいま広島に来るというのは、考えにくいことです。
それでも、「日本の岸田首相が招待した」という事実は残ります。そのことは、「日本は3国に対して戦争や敵対ではなく、平和を望んでいる」ということを世界中に知らせることになる、と考えます。
そんな意味で、ここでいう「お招き」は、実際には「招待状を届ける」というだけの儀礼的な行為です。丁重でこころのこもった手紙――日本の外務省ならそれほど難しい作業ではないでしょう。
●提案の理由は、日本が「台湾有事」に巻き込まれるのではないかという不安です。
 「台湾有事」というのは、将来の可能性ですが、中国が自国領土の一部である台湾に対する主権を回復するために軍事力を行使することです。これに対してアメリカや日本など西側諸国は「武力による現状変更は許さない」という立場です。そのための「支援」も約束しています。
 アメリカや西欧諸国は、航空母艦や海兵隊を出動させたり、ウクライナの例でみられるように、後方から兵器や資金を提供したり、ということになるでしょう。
 しかし、日本の場合は条件が違います。中国は隣国であり、南西諸島は台湾のすぐ近くに位置しています。
 このところ、南西諸島の自衛隊の強化や防衛費の増額、そして「敵基地攻撃能力」などの動きが進んでいますが、中国からみれば、もし台湾侵攻を決意した場合には南西諸島(日本)もターゲットとしなければならない、ということにならないでしょうか?
 わたしが危惧するのは、そのことです。   (つづく)

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2023年02月12日

「プーチン露大統領、習近平中国国家主席、金正恩朝鮮労働党総書記の三方、日本招待」プロジェクト 第2弾

「プーチン露大統領、習近平中国国家主席、金正恩朝鮮労働党総書記の三方、日本招待」プロジェクト 第2弾
 1月末の投稿の続きです。
 前回「100万人ぐらいの賛同が欲しい」と書きましたが、さっぱりです。
 しかし、いまの日本人の多くを代弁する立場だろう、という考えは変わりません。
 ただ、わたしの情報伝達力は限られています。
 たとえばコント芸人のような伝達力のある方から2次発信、3次発信というかたちで広がらないものか、と思います。
 もし内容について「面白いな」と思っていただけたら、どんどん勝手に広げてください。

「プーチン露大統領、習近平中国国家主席、金正恩朝鮮労働党総書記の3人を日本に呼ぼう、そのための国民的(ネット)キャンペーンをやってみよう!」――もう2週間ぐらい前になります。そんな投稿をFBにしました。
5月にG7サミットが広島で開かれます。77年前、原爆を体験した特別な都市です。そのG7サミットにあわせて、G7議長として岸田首相が「上記のお三方も広島にお招きする。その実現に向けて大規模なキャンペーンをやってみよう」――という内容です。
 無論、3人に断られるか無視される可能性が高いでしょう。しかし、わたしたち日本人の「3国に対して特別な敵意やまして戦争をしたい気持ちなどまったくない」という真意は伝わるのではないでしょうか?
前回の投稿では「100万の賛同が欲しい」と書きましたが、いまのところ、(わたしの感触ですが)「100のけた」です。
ある女性からのメール――「冗談ですよね、だから面白い、どこまでいくか? 『本気の冗談』でとことんやってみましょうよ」
まさしく、わたしの感覚です。冗談ごとだ思うから本気で取り組める・・・いまも100万の賛同をあきらめていません。

ところで、提案の趣旨として2点ほど追加したいことがあります。
ひとつは、政治というより文化の問題です。
日本では古来、なにか祝い事があれば、(ひごろは疎遠な人でも、知り合いなら)「寄ってみませんか?」と声をかけるのは、一種の作法です。ましてご近所となると、声もかけないで放っておくのは失礼だし、後々、悪影響が出ないとも限りません。
国際社会においても、その日本古来の風習を適用する――言い訳になるし、G7各国首脳も大目に見てくれると思います。
「世界の民主主義諸国の指導者が広島に集まります。絶好の機会ですから、あなたたちも広島を見て下さい」――そんな内容で、丁寧かつ心のこもった招待状を届けるだけのことです。日本の外務官僚にとって、それほど難しい作業ではないでしょう。
提案の趣旨で追加したいもう一点は、いま少し複雑です。
ほぼ1年続いたウクライナの戦争で、アメリカを中心とする民主主義陣営の戦い方について分かってきたことがあります。
@ 世界大戦あるいは核戦争の脅威を考えると、核大国を戦場とすることはできない。従って、現代の戦争は、核のない中小国を舞台にした局地戦(地域紛争)のかたちをとり、それを出る可能性は小さい。
A そこには、「前線国家」と「支援諸国」の明確な役割分担がある。前線国家は「実際に戦場となり、国民が武器を取って戦う」国や地域であり、他方、支援諸国の役割は「後方から兵器やカネを提供する」です。
B 興味深いのは、これが「(支援諸国によって)管理された地域紛争」だということです。実際に戦うのは前線国家ですが、戦いの質や規模、広がりなどは、支援諸国の提供する兵器の質や量で決まります。管理が不十分だと核戦争さらには世界の破滅に繋がる危険があります。
・・・以上の観察をいわゆる「台湾有事」に当てはめてみます。
「前線国家」の役割を割り振られるのは、台湾と(その直接的な支援基地のある)日本の南西諸島です。中国の認識次第ですが、日本列島全体が含まれる可能性もあります。フィリピンも引っかかるかもしれません。
他方、アメリカや西欧諸国は「支援諸国」です。航空母艦や海兵隊ぐらいは出すでしょうが、米本土や西欧が戦場となって、大規模な攻撃を受ける可能性はまずありません。
中国も、沿海部の出撃拠点は別にして、中核的な地域が攻撃を受けることはないでしょう。
つまり、「台湾有事」は現実には、台湾と日本を舞台にした局地戦(地域紛争)のかたちをとるでしょう。
わたしが「東アジア島嶼戦争」と(仮に)名付ける理由です。無論、まだ戦争が始まったわけではありません。その意味で、いまの段階の日本は、正確には「前線国家・候補」です。
ここで考えてみてほしいことがあります。
「支援諸国」と「前線国家・候補」は立場が違う、ということです。
「支援諸国」にとって大切なのは「建前」です。「民主主義を守る」とか「アジア太平洋の平和」といった建前がないと、支援に立ち上がれません。
もっといえば、そのような「大義」のためであれば、「他国を舞台に」「管理された地域戦争」程度のことならあってもよい、むしろ歓迎したいと考える有力勢力が支援諸国の内部に存在してもおかしくないと思います。
「前線国家・候補」の立場はまったく違います。
「日本列島が戦場にならない」――(わたしの考えですが)それがすべてです
 民主主義は無論大切です。「アジア太平洋の安全」も大切です、米国をはじめとするG7諸国やNATOとの連帯も心強いかぎりです。
しかし、そういう思想や陣営の結束の強調がそのまま、対立する陣営(中国)からみれば、敵意の表現と受け取られないでしょうか。
機会があれば、「日本は標的」ということにならないでしょうか。
第1撃が日本の南西諸島に撃ち込まれたり、あるいは、新しく反撃(敵基地攻撃)能力を得た自衛隊が、(一体運用がいわれる)米軍の情報をもとに第一撃を放つ、というような可能性はないでしょうか?
わたしが恐れるのは、そういうことです。
 日本は「前線国家・候補」です。「支援諸国」と一体になって、権威主義(政権)批判を展開したり、「台湾有事」を言い立てるのは、極めて危険なことのように思えます。
日本の政治家であれば、何よりもまず求めたいのは、「日本の国土と国民の安全」への決意と覚悟です。(たとえ世界中が戦場となっても)日本列島だけは除外させるー−それほどに強い決意と覚悟です。
当然、その目的にそった「立ち回り」が必要です。そんな立ち回りこそが、多分、ほんとうの意味での「外交」だろう、と考えます。
日本を「戦場」にしない、何が何でも「第二のウクライナ」にはしないー−岸田首相も「日本」を預かる身として日夜腐心し、取り組んでいらっしゃる課題だと信じます。
そんな首相の努力に、はなはだ微力ですが、わたしたち国民も応援し、協力したい。
そういう提案だと理解していただければ幸甚です。
                  カフェ チャイハナ光が丘 主人 敬白

               
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2023年02月11日

プーチン・ロシア大統領、習近平・中国国家主席、金正恩・朝鮮労働党総書記も招待する。

みなさま
 (東京・練馬区にあるごく小さなカフェからの発信です。唐突ですが、考えてみていただきたい提案があります)
●5月19日から21日にかけてG7サミットが広島で開かれます。日本国民の一人として心から成功を願うものです。
●ところで、開催地・広島は、岸田首相の地元だというだけでなく、77年前、長崎とともに原爆の惨禍を経験した都市です。その「核爆弾・体験都市」に先進諸国の指導者が集まり、世界平和について話し合うというのは、例年のG7サミットとは違う特別な意味があるといえるでしょう。岸田首相も「核なき世界」の発信を主要テーマとして掲げているとの報道もあります。そのことに関連しての提案です。岸田文雄首相をはじめ、全国民に考えてみていただくよう希望します。
         記
●提案@ 議長国・日本として広島で開かれるG7サミットにプーチン・ロシア大統領、習近平・中国国家主席、金正恩・朝鮮労働党総書記も招待する。
 (説明)これは、岸田首相への提案(要望)です。最大のねらいは、この3人の首脳にも「原爆体験都市」広島を見ていただきたい、ということです。そのうえで、どのようなことをお考えになるか、率直で自由な発言をお聞きしたいと思います。もちろん、岸田首相やバイデン米大統領との交流の機会となれば、それ以上のことはありません。
●現実的な判断として、仮に招待しても、3人の首脳がそれぞれに無視あるいは拒絶し、来日を受け入れない可能性が高いと考えられます。しかし、それでも、「岸田首相が3首脳を招待した」という事実は残ります。情報として3国の国民および世界に伝わるでしょう。そのことは、「日本は戦争や敵対ではなく、平和を望んでいる。とくに、3国首脳とのコミュニケーションを重視している」ということを、世界中に知らせ、理解していただくことになる、と考えます。
●提案A 上記3首脳の招待を岸田首相に訴える国民的キャンペーンを(ネット上で)展開する。
これは、日本国民への訴えです。上記提案@を岸田首相が無視または拒絶した場合を想定しています。
キャンペーンでもし国民多数(例えば100万ぐらい)の賛成が得られれば、岸田首相も翻意し、3人の国家首脳に対してG7広島サミットへの招待状を発行するかもしれません。そうなれば大成功です。
無論、相当数の国民の賛同があっても、岸田首相がそのように動かないことも考えられます。その場合であっても、もし賛同が相当に多く集まれば、「3国との敵対や戦争は望まない」日本国民の意思を3国首脳および国民に伝えることになると思います。
●提案の趣旨を説明します。
 まず、折角、日本を議長国として広島で開かれるG7サミットです。気の合う仲間内で集まって、体制の異なる国々を指さしながら、「あいつらけしからん」「そうだ、そうだ」と気勢を上げるだけで終っては、なんともいえずアホくさいし、もったいない気がします。「気の合わない」仲間も招いて話を聞く。そして、ともあれコミュニケーションの端緒とするー−万が一、そんな機会になったら、それこそ大成功でしょう。
 第二に、「米中対立」を軸とした新冷戦時代がいわれ、アジアでは、日本海から南シナ海まで中国大陸を取り巻く島々を舞台にした「東アジア島嶼戦争」の熱戦がいつ勃発してもおかしくない厳しい状況が続きます。日本としては、そのような「熱戦」の勃発を未然に防ぎ、また、万一勃発したとしても、日本列島がその「戦場」から除外されるような工夫が必要でしょう。
 抑止力として、米国など「気の合う」国々との防衛協力を深化するというのも大切なひとつの選択です。独自の防衛力の強化も必要でしょう。
 しかし、それだけでしょうか? 
 もう一点、第一にしなければならないことがあるように思います。日本政府および国民の平和への意思を伝えることです。「わたしたちは、3国に対し特別な敵意はもっていない。まして、戦争を望む気持ちなどまったくない」――そのことを、3国首脳及び国民に伝え、理解してもらうことです。
 そんなことで日本列島が「熱戦」に巻き込まれないで済むかどうか?
 いろいろな状況を考えると、現実には難しいと思えます。しかし、努力してみることは必要でしょう。
●最後に、もう一度、最初の提案に戻ります。もし同意いただければ、よろしく賛同、拡散をお願いします。みなさまのご賛同がそのまま、3国首脳や国民に対して、3国との(対立や戦争ではなく)平和を望む日本国民の真意を伝えることになる、と考えます。
<提案 5月19日から21日にかけて広島で開かれるG7サミットの議長として、岸田文雄首相が、プーチン・ロシア大統領、習近平・中国国家主席、金正恩・朝鮮労働党総書記の3人も招待することを求める>
    以上です
 東京・練馬区  カフェ・チャイハナ光が丘 主人 敬白
「2023年1月」


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2022年06月03日

「世界はいま」(昨日の講義から9

毎月第一木曜日に「世界はいま」と題して、最近の国際情勢についてお話しています。
主なネタは、前月の国際ニュースです。
世界各地のさまざまな出来事を、幾枚かのパワーポイントにまとめて説明します。
今月の開催は昨日(2日)でした。
昨日の発表から1枚、紹介してみます。WS000000.JPG

 タイトルは「闘犬場」です。
 文字をたどると、
  ロシア犬 vs ウクライナ犬
  老いたオオイヌ vs 可愛いポチ
  (体格が違う)勝負は早い?
  ところが、 どっこい ポチはやる気
    がっぷり組んだ
  そこで旦那が本気になった
  「それ食え やれ食え 鉄の肉・AIの肉」
  儲けは肉屋 笑いとまらず 「援助」予算が5兆円
  マネする安心 岸田旦那 応援席でただ目立ちたい
  「オオイヌ・悪犬 ヤーイヤイ」
  じっと見ている習旦那
  「あのオイボレ(老犬) 弱ったところで 俺が買い取る」
      
 絵の説明は以上です。関連して、停戦交渉の可能性について、わたしの考えを記してみます。 
 停戦の協議について、ウクライナのゼレンスキー大統領は、自分なりの条件を示しました(5月21日 地元テレビのインタビューで)
 「より多くの人々と兵士を救うのが最優先だ。ロシア軍を侵攻前の状態まで押し戻せば、勝利だ。戦争は対話で終わる」
 ロシアのプーチン大統領も、テーブルに着く、彼なりの条件を示しています(5月28日 マクロン仏大統領、ショルツ独首相との電話協議で)
「(世界的な)食料危機は、(西側諸国の)対露制裁が本当の理由だ。(制裁を解除すれば)ウクライナの港から穀物を輸出する方法を見つけ出す用意がある」
 他方、アメリカのバイデン大統領は、ウクライナや周辺国に対する援助に追加予算を決めました。実に、総額約400億ドル(約5兆1000億円)という規模です(5月21日、訪問中の韓国ソウルで署名)。

 このところ長期戦の予測が、各方面からいわれます。
 予測というより、アメリカの狙いはいま、そこにあるのではないでしょうか?
 まったくもって仮定の話なのですが・・・ 仮に、ウクライナやロシアが停戦(交渉)を望んだとしても、アメリカがそれを許さない、という状況もありうるように思います。
 根拠は、この巨額の援助予算です。
「予算(カネ)がついたら、使ってしまいたい」――これは、洋の東西を問わず、あるいは、部門のいかんを問わず、行政に関係する官界・業界の常識でしょう。
当たって欲しくない予測ですが、アメリカが(ウクライナ支援の)おカネを(少なくとも9割方ぐらいは)使い切ってしまうまで、ウクライナの戦争は続くということもありうるように思います。(6.03記)
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2022年01月24日

チャイハナトーク 映像技術と医療への応用

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 久方ぶりのチャイハナトークでした。1月23日(日)午後です。オミクロンの蔓延防止のため、急遽、ズーム併用によるハイブリッド形式になりました。
  谷岡健吉氏(元NHK放送技術研究所長、映像情報メディア学会副会長)をお招きしました。恩賜発明賞など多くの賞を内外で受賞した方です。
タイトルは「映像技術と医療への応用」です。
谷岡さんが発見したHARPと呼ばれる超高密映像技術(8K)の原理や仕組み、応用など大変高度な事柄なのですが、素人にも分かる、丁寧なお話でした。
工業高校の出身でこのような大発見に至った、山あり谷ありの人生経験もご披露なさいました。そこで強調なさったのは、セレンディピティ(小さな気づきを大切にする?)ということです。
  いま取り組んでいる「8K映像技術の医療への応用」については、まず、その研究の意義をお話になりました。以下の2点です。
@ 人々の幸せの向上に尽くす
A 日本に新しい産業を興す
このような考えをベースに生きる人の幸せを思いました。
 「新しい産業」ということについていえば、お話を伺うまで、超精密撮影を用いた医療ともなると、超高価が当然。資金力の違いで寿命も変わってくる。いよいよ究極の格差の時代が始まるのだろうか――そんな漠然とした疑問を持っていました。お話を聞いて、この考えが間違いだったことに気づきました。
超精密映像を用いた医療は、@患者の負担が減る、A手術がより確実・平易になる――といった効用があります。いまは仮に高価で特別な手術であるとしても、将来的に大きく普及するのは間違いありません。次世代医療技術としては標準的な技術ということになりそうです。大病院は無論、中小の病院や医院でも標準的な装備になるでしょう。しかも、胃腸や脳外科の関係だけでなく、眼科や皮膚科でも有効だといいます。
世界中の病院や医院を考えると、巨大なマーケットが目の前に開けています。極めて有望な巨大産業が見えてきたように思いました。
  もう一点の「人々の幸せ」というのは、健康、長寿といった点で、その通りです。
たまたまなのですが、つい最近開かれた、「季語研究会」の集まりで知ったのですが、松尾芭蕉は51歳で逝去しています(1994年)。夏目漱石が亡くなったのは、49歳のときです(1916年)。そのくらいが、普通に「寿命」と思われていたのです。わたしの若かった頃も「人生50年」と言われていました。
 それがいま、男女とも平均寿命は80歳代半ばです。半世紀足らずのうちに、寿命が30年以上も伸びたのです。芭蕉や漱石から見ると、わたしたち現代人は別の種族でしょう。
8K映像技術の医術への応用も、当然、寿命をさらに延ばすことになります。そして、悪いところは人工の臓器に取り替えたサイボーグ(人工人間)のような「人間」が増えそうです。
人間の寿命はどこまで伸びるのか?
どんな社会ができるのか?
未知の未来がすぐそばまで来ていることを実感する、お話しでした。
谷岡さんが来て下さったのは、高知市潮江中学校で家内と同級だったからです。阪神の江本孟紀選手、東京都の浜渦武生副知事(石原都知事)も同級生だったとのことです。
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2021年10月16日

「チャイハナ特別企画」のお知らせ

『鎮魂と平和――流行歌から見る昭和のこころ』(講師・野沢節郎さん)
 10月29日(金)午後2時〜4時 場所 チャイハナ光が丘

――1926年12月25日から1989年1月7日まで、62年と14日にわたった昭和時代。開戦前、戦中、戦後の占領期、そして講和後の発展期と続く、波乱と激動の時代でした。
そうした幾多の変遷を乗り越えて、まるで通奏低音のように、時代全体に共通する「昭和のこころ」。それは、「鎮魂と平和」だ――。
自身、昭和歌謡の愛好家でもある講師:野澤節郎さんが、あの時代に流行した多くの歌謡曲の鑑賞と分析を通して行きついた結論です。
「昭和」と呼ばれた時代も、すでに30年を超す過去となってしまいました。その昭和時代を、多くの流行歌とともに、あらためて振り返ってみたいと思います。
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2021年05月29日

菅首相「五輪」会見の違和感

菅義偉総理の記者会見(28日)を見た。
何とも言えない違和感があった。
五輪・パラリンピックについて、総理は、こんなことを話した。
「外国人観客は受け入れない。大会関係者も絞り込む。(入国した大会関係外国人と)国民との接触を防止する。報道陣を含め関係者は組織委が管理する宿泊先に集約し、行先は事前登録された外出先に限定、移動手段も専用のバスやハイヤーに限定する。関係者と一般国民が交わることがないよう動きを分ける。(彼らが)外出、観光することはない」
 違和感のことが気になって、「近代オリンピックの父」クーベルタンについて調べた。彼が抱いたオリンピックの理想は、こういうことだった。
[スポーツを通して心身を向上させ、さらには文化・国籍など様々な差異を超え、友情、連帯感、フェアプレーの精神をもって理解し合うことで、平和でよりよい世界の実現に貢献する」(日本オリンピック委員会「オリンピズム」から)
菅首相が描いた、「外国人関係者と一般国民が交わることがないよう動きを分けた」五輪が、オリンピックに値するだろうか?
――それこそが、国民の多くが東京五輪に抱く疑問だろう。
記者会見で尋ねて欲しかったのは、そのことだ。
「(総理の考える)オリンピックとは何なのか? (選手たちと)一般国民との接触を断ってまで、いま、開催することの意義は何か?」
総理には、そのことを説明してほしかった。
そこのところが納得できれば、わたしは五輪開催を断固、支持する。

ところが、現実の記者会見は「安全論」で終始した。総理も記者たちも、クーベルタンが抱いた「五輪の理想」には触れもしなかった。
そのことが示すのは、「現代」オリンピックが、クーベルタンの始めた「近代」オリンピックとは別物に育っている、だということだろう。
端的に言えば、商業主義のオリンピックだ。「儲けよう」と誘致する、開催する。
そういうことなら、徹底的に「数字」を議論してほしかった。
開催したら、どれくらいの損失で済むのか?
取り止めた場合の損失は、どれほどか?

そういう議論のないメディアと政権---。
いまのこの国の「中途半端」の原因のひとつではないだろうか?
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2021年03月19日

『学級日誌』が沖縄で・・・

 「わたしたちの『学級日誌』が沖縄で展示されていますよ」――そんな知らせが飛び込んできました。
 滋賀県大津市の「南大萱資料室」からです。
 ポスターも同封されています。
沖縄展示会ポスター
展示の場所は、糸満市の沖縄県平和祈念資料館、28日までです。
開催場所など
 『学級日誌』というのは、1944年度の1年間、大津市「瀬田国民学校」(当時)5年の女生徒たちが描き続けてきた絵日記です。全部で188枚あります。いまは80代半ばを過ぎた筆者の“女生徒”たちは、ほとんどがその南大萱に住んでいらっしゃいます。
 この日誌については、わたしも2冊の本にまとめさせていただきました。無論、「南大萱資料室」の助けがあってのことです。
 2冊の本というのは、『戦争の時代の子どもたち』(岩波ジュニア新書)と『少女たちの学級日誌』(偕成社)です。
開催場所など
 『学級日誌』を目にしたときの驚き―−戦時中というのに、どうして、こんなに明るくて素直な絵や文章が書けるのだろう、という疑問。
 その疑問を追ってゆく中で出会った担任の西川先生や矢嶋校長・・・ポスターを見ながら、様々な人々との出会いが走馬灯のようによみがえってくるのを感じました。
 そして、思ったのは−−記録というのは消えない、こういう風にいつまでも保存されるものだ、ということ。
 そして−−わたしがまとめた2冊の著書もまた、『学級日誌』の”関連グッズ”のような感じで、(わたしを超えて)残ることになるのかもしれない(?)という希望。
それでも、十分に満足できることです。
posted by chaihana at 22:49| Comment(1) | TrackBack(0) | 日記